第2回「働くなかで感じる『しんどさ』と身体のリズムの話」
2026.05.08
とくべつ無理をしているつもりはないのに、「しんどい」と感じることはありますか?
日々働くなかで、体調や気分に波がありうまくいかないと感じて、「気のせいかも」「甘えなのかも」と思ってしまう方は少なくありません。
「気のせい」「甘え」ではなく、身体のリズムによるものかも
女性の身体は、性ホルモンの影響を受けながら日々変化しています。
「月経の前後」「更年期」「産前産後」などの時期には、体調や気分がゆらぎやすく、生活や仕事上のパフォーマンスにも影響することがあります。
疲れやすさやだるさ、気分が落ち込みやイライラなども、ゆらぎのひとつです。
このような体調のゆらぎは、特別なことではなく、多くの女性に起こりうる自然なことです。
しかし、こうした不調は周りからは見えにくく、自分自身でも捉えにくいことがあります。
そのため、「大したことではない」と見過ごしたり、「甘さ」「もっとうまくやれる」などと「自分の問題」と捉えてしまうことがあります。
無理に整えようとしなくても大丈夫
不調が続いたときに、「がんばって整えよう」とする女性は少なくありません。
でも、その前に、自分の身体の仕組や自分のリズムを知ることから始めてみるのもいいかもしれません。
実際、PMSや更年期の症状は、頑張りすぎや完璧を求めすぎるときに出やすいこともよく知られています。
不調が続いている時は、無理に整えようとしなくても大丈夫です。
ひとりで抱え込まず、誰かに話すことで見え方が少し変わることがあります。
うまく言葉にできないしんどさも、そのまま認めていくーーー
その時々の身体の状態に目を向けてみる。ーーー
そういう向き合い方もあるのかもしれません。
助産師みなみのプロフィール
担当連載「変化を生きる女性たちへ」
働く人の健康を支援する「もこすく相談所」相談員。女性の一生にわたって伴走する助産分野が専門。主に女性の健康と性別問わずメンタルヘルス相談を担当。
総合病院の産婦人科で勤務ののち、現職では10年以上相談支援に従事。大手ヘルスケアメーカーの子育て相談/女性健康相談では 月200件以上の相談支援をした経験から、女性向けのセミナーやコンテンツ・商材の医療監修なども手がける。働く人に伴走し「本人が主体となれる健康支援」を心がけている。プライベートでは二児の母。
